こんにちは、なつめです!
なつめの独断と偏見にまみれた
3分でわかる積立NISAシリーズ、
今回はつみたてNISAで投資可能な商品の中で、
安全資産と言われる債券がポートフォリオに含まれていて
分散投資が簡単にできるといわれているバランス型ファンドが
おすすめできない理由を解説いたします!
つみたてNISAを始められた方や興味のある方、どの投資信託に投資するか迷っている方や不安な方にもわかりやすく解説いたします!
おすすめの投資信託については以下をご覧くださいませ。
この回だけでも十分お役に立てる内容だとは思いますが、
前回もご覧になってからの方がより理解が深まるかと思います。
なぜバランス型ファンドをお勧めしないのか
リターンが期待できない投資対象が紛れ込んでいるからです!
解説します。
管理費用と最終リターン
投資信託は日々の純資産総額に対して信託報酬という管理費用が掛かります。
なので運用益ー信託報酬=本当の運用益 となります。
運用益より信託報酬が高いと利益が出ないどころか
手数料負けして損失が出ることがあります。
楽天証券のつみたてNISAで解説します。
投資可能なバランス型ファンドがいくつかありますが、
一番安い手数料は
管理費用(信託報酬) 年率0.154%
ファンドに組み込まれている投資対象が信託報酬よりも高いリターンであれば投資対象として適当ということです。
国内債券・先進国債券のパフォーマンス
バランス型ファンドと言われる
8資産均等型やセレクトファンドと商品名についているファンドで
必ずと言っていいほどポートフォリオに組み込まれているのが
国内債券・先進国債券です。
目論見書を見ますと
このふたつはそれぞれ以下の指数に連動しています。
国内債券:NOMURA-BPI(国債)
外国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本)
それぞれの最終利回りは
国内債券:NOMURA-BPI(国債) 利回り0.12%
外国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本)利回り 0.4%
バランス型ファンドではここから信託報酬年率0.154%がひかれるので
それぞれの実質利回りは
・国内債券:NOMURA-BPI(国債)
最終利回り0.12%ー信託報酬年率0.154%=-0.034%
・外国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本)
最終利回り 0.4%ー信託報酬年率0.154%=0.246%
国内債券は資産が減っています(笑)
外国債券も利益は出そうですが為替リスクや価格変動リスクを負ってまで0.246%のリターンに賭けたいでしょうか?
私はかけたくありません。
楽天銀行でマネーブリッジを申し込んで年利0.1%で預金した方が断然いいと思います。
債券価格の上昇は期待できない!?
債券価格は金利の変動に左右されます。
金利が上昇すると債券価格が下がり、金利が下落すると債券価格は上がります。
現在はアメリカが無制限の量的緩和政策とゼロ金利の復活を決めており
日本や主要先進国もそれに追随しているので
ここ数年で債券価格が上昇するとは考えにくいと私は思います。
まとめ
長期的にみて利益を生み出しずらい投資対象に20年費やすのは賢明でしょうか?つみたてNISAは長期投資なうえにバランス型ファンドはリバランスできません。
投資は結局は自己責任です。私は好きなファンドとかおすすめされたファンドをそのまま購入してもいいと思います!
ただ、
こういった投資商品の性質を把握して投資をしていったほうが今後の長い投資生活においてプラスになってくると私は思います!
今回の記事が皆さんの投資生活に少しでもお役に立てればうれしいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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